猫だまりの猫草大好き番長は
しーちゅけです。猫草を買い出しに行っていたころは、ちゃんと「金曜日は猫草の入荷日」と知っており、買い物から戻ってまいりますと、しーちゅけはドアの前で三つ指ついて、「お帰りなさいまし~♪」と、出迎えてくれたものです
それほど猫草を待ち焦がれていても、その食べ方といったら、齧るのではなく、引っぱって、ちぎって、食べる。ちぎれずにすっぽ抜けた葉っぱは口に合わず、ペッペッと周囲にまき散らす始末で、結果、猫草はわずか三日ほどで、スッカスカのハゲチャビンとなります
少しは食べられているようですけれどね、もったいないでしょう。だから、すっぽ抜けた猫草を拾い集めて、これみよがしに方向を揃えておりますと、ヤツはやってきます。そして、おもむろに、掌中から猫草を引っこ抜こうといたします。そこで負けじと力をこめますと、しーちゅけ好みにちぎれ、無事、胃袋に入っていくという、人の手を介した効率的な食べ方を、しーちゅけは見出すに至りました。めでたしめでたし
今日は引っ込み思案なしーちゅけ
めでたしめでたしとはいかぬ
猫草大好き姫がおります。それは、あんなにも猫草の成長を楽しみにしていたびちゅこでございます。びちゅこの姫が、どんなに猫草を心待ちにしていたことか
ワクワク、猫草の成長を待ち望んでいたふた猫
ぴちゅこの猫草愛がつまった育て方のハウツー記事☟よろしかったらご覧くださいませ
それはそれは上手に
びちゅこは猫草を食べておりました。毎日5ミリずつくらい、きれいに齧り込み、約1か月をかけて、見事な丸坊主に仕上げます。びちゅこは毎日、猫草を齧ることを幸せな日課としておりましたし、ワタクシもびちゅこの歯で、日々、齧り込まれる様を眺めることに、喜びを感じておりました。それほどびちゅこのカットの腕ならぬ歯は素晴らしいものでしたし、猫草を1か月も持たせることにもはなはだ関心をしておりました
カットの途中。ソフトモヒカン風の齧り込みです
でも、今は
悲しい哉、びちゅこは大好きな猫草を食べることができません。びちゅこは、猫草を齧るための歯を失ってしまったのです
あれは、猫だまりにやってきて、まる3年経った2017年の梅雨の日でした。白いものがコロンと、座布団の上にころがっておりまして (*'ω'*)……ん?
歯です、ハ! Haaaaah! 誰の歯よぉ?
抜けた歯は白と黒のツートン。普通、黒の部分は虫歯ですよね。でも、違うの。歯は真っ白で、黒い部分は歯の根っこです。すが入って、スカスカのボロボロになっていました。歯根がスカスカになって、ボロンと歯が抜け落ちる。これが歯周病なのね (´‐ω‐)=3
黒い“す”の部分は保存している間に消えていました
to*vi*te*の誰の歯が抜けたのか。このときはわかりませんでした。誰も歯が抜けてしまった不自由さを感じさせない暮らしぶりでしたし、びちゅこも今まで通り、何の変りもなく猫草を食べておりましたのよ
抜けた歯を目にしたのは
これが初めてでしたけれど、歯がないことには、二匹がガレ猫になった時に気づきました。わずか一才というのに、前歯がなかったのです。病院では、歯周病でしょう、と
歯周病の場合、歯が抜けないと痛みがあり、食事などに支障が出るため、自然に抜けるのであれば、それはそれで、それにこしたことはないのですけれど・・・
ぼーちゅけは歯周病なのに歯が抜けず、痛い思いをし続け、ワタクシも痛い出費をし続けましたという過去もありましたけれど・・・
まだ一才なのに、歯が抜けるほどの歯周病とは。でも、これも野良猫の現実 orz
生まれて1年、公園で頑張ったね!! エライエライ oh!!
まだ、to*vi*が生まれる前、かーさん猫の牙がなくなったことが二回ありました。ぼーちゅけも、牙を折って帰ってきた過去が二度もあります。牙は二本しかないので二回しか折ることはできないのですけど(笑)その時に、医師からは「車にぶつかったんじゃないか」と、信じられないことを言われたものです
そのため、この時も、車にぶつかったのかしらと驚くと同時に、命があることに安堵して、それ以上の原因を考えもしなかったのですけど、きっと、かーさん猫も歯周病だったにちがいありません
どんなに気にかけていても、家猫のようなケアをしてあげることは難しく、とても穏やかに暮らしていたように見えたかーさん猫でさえ、野良として、大変な状況を抱えていたのかと思うと、今でも辛いです
好きなだけのんきに暮らせ~!! エイエイ oh!!
また、歯が抜けました
今度も歯がころがっていました。今度の歯は生え変わった乳歯のようでしたけれど、やはり根っこがありません。そして、奥歯です。この歯を見つけて以来、びちゅこさまは猫草が齧れなくなりました。おそらく、前の抜けた歯もびちゅこの歯で、真ん中の歯だったのでしょう
歯が抜けても
カリカリを食べることも、水を飲むことも、毛づくろいすることも、かゆいところを噛むことも、本気でケンカをしたら不利ですけれど、ちょっかい程度であれば、びちゅこさまの高速猫パンチでなんとかなりますし、日々の暮らしに何の支障もございません
唯一の支障が、猫草が食べられないこと。猫草を食べない猫であれば問題はないのでしょうけれど、運悪く、びちゅこさまは猫草が大好きなのです
はい、どうぞ
びちゅこさまは短く切って、とーちゅけは、まだ奥歯があるので、すぽっ抜いたままでも大丈夫なのですけど、そんなに食べません。初回は喜んで食べるけど、毎日はいらないタイプ。とーちゅけ用に猫草をまるまる置いても、2/3くらい枯らしてしまうので、ぴちゅこと一緒に手渡しであげています
びちゅこは、長いと飲み込めずに、吐き出してしまうため、白い部分をカットしています。抜けた奥歯のその奥の奥歯は健在なので、そこに、はまるように、うまく持っていってあげると、とてもスムーズに食べられます。一匹と一人で編み出した技です
しーちゅけ方式を採用して、引っぱって、ちぎって食べれば、いつでも好きな時に好きなだけ食べられるようになる(うまくいけばね)と思うのですが、引っぱるにも歯が必要なようです。これからも一匹と一人の共同作業は続きますわね (*..) ポッ
いっそ、ざく切りにした猫草を、フードを食べるように器から食べてくれればと試したりしたのですけど、フードと猫草は勝手が違うようです。やはり、これからも一匹と一人の共同作業は続きますわね r(^ω^*)))テレマスナ
そして、猫草を食べないばっかりに、今まで名前も出さずにスルーしてきたてーちゅけ。こちらもまた、野良の宿命・歯周病患猫でございます。そして、抜けないタイプのようですので、今後、やっかいなことにならないことを祈るばかりです
でも、まぁ、やっかいなことになったらなったで、なんとかしますので、好きなだけのんきにお暮らしください。ガレ部屋で申し訳ありませんけどね
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