ガレの冬
サブッと思ったら、アッツと汗が吹き出て、地球もワタクシも温暖化しておりますが、さすがに師走! ずいぶんと冷え込んでまいりました。猫さまには厳しい時候と相成りまして候
ご立派な毛皮を着込んでいても「寒いわ、なんかスカスカするのよ」と、暖かい寝床を求めてさまよいはじめます。家暮らしはおこたを出せば、納得してびょ~んと伸びてくれるのですけれど、ガレ暮らしではそうはまいりません
外暮らし
ガレ部屋は、日差しのあるうちは、30度近くなることもあり、温室のように暖かいのですけれど、保温効果はゼロ。いかんせん、ワタクシのDIYですから、外壁断熱や床暖房などは一切施しておりません。一応、ガレージが防風カバーとして、それなりに役に立ってるようで、外よりは多少マシっス
to*vi*te*は元野良ですからね、「寒くても平気でしょ」とおっしゃられる向きもございますが、外で暮らしていたって、猫は猫さま。寒がりでございます。外暮らしだからといって、雪の中を駆けまわったりいたしません。根本的な特徴はどの猫さまも同じです
寒さに丸まく固まって過ごした冬の公園暮らしを知っておりますとね、やっと猫だまりに引きとれたのだから、のびのびと暖かい冬を過ごしてほしい。そう思って、思って、思いましても、家暮らしのように、びょ~んとあたためてあげることができず、いつまでたっても、もどかしい冬を迎えております
猫さまの暖房
猫さまを温める道具としては、ペット用のヒーターやらホットカーペットやら、猫専用こたつまでございます。しかし、電気を使うのは怖い。ガレ部屋はおやすみを言ったら最後、無人になりますから、朝までto*vi*te*co*の動向をうかがい知ることはできません
まんがいち火事になったら・・・ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ
どのような災いが起こっても、助けてはあげられないのです。そんな悲しい状況に置いている非情なワタクシがしてあげられる暖房といったら、湯たんぽを入れることくらい。湯たんぽしか入れられないので、せめてもと、しこたま仕込んでおります
湯たんぽしこたまでも
湯たんぽは湯たんぽ。安心安全でエコな湯たんぽにも一つ、問題がございます。それは、保温時間です。一般家庭でお使いになる分には、就寝時間の8時間ホッカホカであれば十分でしょうけれど、24時間ぬくぬくさんでいてほしい
ガレ部屋ではできるだけ長く暖かさを保持する必要がございます。日に二度も三度も沸かし治すなんて面倒くさいし・・・ ヾ(・・;)ォィォィ
その観点に基づき工作いたしましたのが、「24h エコ de ホット!猫さま保温ベッド」でございます。以前の写真にもチラホラ写りこんでおりますけれど、要は発泡スチロールの箱に入れただけなんですけれどね (〃艸〃)
24h エコ de ホット
ガレ部屋設立以来、愛用してまいりました猫さま保温ベッドが、くたびれてきましたので、このたび、新しく作り直すことにいたしました。猫さま保温ベッドのポイントは、猫 VS 発泡スチロールにあります
猫だまりの猫どもは、発泡スチロールが目の前に差し出されれば、ひっかかずにはおれない性分で、爪でひっかいて、ひっかいて、発泡屑が雪のように降り積もります。そして、その雪が、レリゴーと静電気で毛皮にくっついて、とってもとっても、とった先からピタッと毛皮に引き戻されてしまいます。憎き静電気ではなくて、いたずら猫さんから発泡スチロールを守るため編み出したのが、単純な仕掛けなのですけれど、こちらでございます
猫さま保温ベッドの作り方
用意するもの
発泡スチロールの箱 段ボール 保温アルミシート 壁用キッチン汚れ防止シート OPPテープ |
発泡スチロールの箱
発泡スチロールの箱は、ホームセンターやネット通販でも購入できますが、ワタクシはスーパーで無料でもらっています。シイタケ用の長方形や冷凍食品用の小型のものなど、種類も豊富ですが、主にリンゴが入っていた青森県産を使っています。今回の箱の大きさは41cm✖48cm✖17cmで、欲を言えば深さがあと2、3cm欲しかったですね
保温アルミシート
発泡スチロールの箱の中にアルミシートを敷いて、OPPテープでとめます。保温持続効果を狙い施しておりますけれども、実際に効果が出ているのでしょうか。科学的検証はございません (´-ω-`)ゞスマソ!!
100均で購入できますが、面倒くさければ、わざわざ買いに出かけなくても大丈夫です。この工程を省いても、おこたの下に敷いていたものを使いまわしてもOK!
段ボール
段ボールを、箱のサイズに合わせて、カットします。周囲と底に、こちらはテープではとめず、保温アルミシートを敷いた上に重ねます。発泡スチロール箱に湯たんぽを入れると、結露ができて、底にお水が溜まります。この段ボールは、その結露を吸収し、発散させるためのものですので、マストアイテムになります
そして、取り換えることができるように、テープで貼らないのですが、サイズをきっちり合わせてけば、倒れることはありません
箱好きのとーちゅけが、さっそくくつろいでおりますけれど、まだ未完成です。さっさとどいてください。夕方までに仕上げちまわないと、寒い思いをするのはto*さんですよ
壁用キッチン汚れ防止シート
セリアで売っているもので、キッチンの壁に貼り、油などで汚れたら、ベリッとひっぺがして捨てると、壁は汚れておらずきれいなままという商品です。殺風景なガレ部屋ですので、かわいく飾り付けたいということで、キキとララ、マイメロディを使用しております。ディズニーやぐでたま、シンプルなレンガなども販売されております
これは裏面に糊がついておりますので、はくり紙をはがして、ペタリと貼れば出来上がり。とてもらくちんなアイディアグッズです。そして、こちらが、何を隠そう爪とぎ防止の秘密兵器です。これを貼るだけで、猫さまは爪をとがなくなります。たぶん、爪を刺しても、かけないのでしょうね。チャレンジした痕跡はちらほら見受けられますが
サイズは45cm✖90cm 半分に切ると、発泡スチロール箱をくるりと包装することができます |
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保温ベッド完成
下のマイメロディの箱は、上に置くベッドのずれを防止するための深さが欲しかったので、フタを切り抜き、重ね合わせました。また、底にフタを重ねると発泡スチロールの厚みも増しますので、保温効果も増すかも。ガレ部屋では高さ制限があるため、二重底にはしておりません
ペットボトル
市販の湯たんぽは、1個につき3リットル の熱湯しか入らず、発泡スチロール1箱にも1個しか入らないため、寒さが厳しくなると、沸かし直すころには、すっかり冷めております。専用のお鍋とやかんで、お湯は1週間ほど沸かし直して使用しています
そこで、4リットルのペットボトルを利用して、猫さまのための猫たんぽを作ります。呑兵衛が空にしたペットボトルに、熱湯を注ぎますと、容量3リットルほどに縮み、箱に入る大きさになります。縮みが少なく入りずらい場合でも、力いっぱい押し込めば、熱で柔らかくなっていますので、箱に入るように変形します*1
そのうえ、1箱には2本入りますから、計6リットル。湯たんぽ2個分の熱量となり、量が多いと冷めにくくもなりますから、24時間、猫さまをぬくぬくと温め続けることができるようになります
+3R
熱湯入りの猫たんぽが完成しましたら、まず、お湯が漏れたときの被害を少なくするため、2枚の新聞紙で包み、着なくなったTシャツ中に入れ、余った部分を巻き付け、Tシャツがほどけないよう、切り取った長袖をかぶせます
同じく古着のトレーナーやパーカーの中に入れ、さらにusedのベッドパッドや何かで巻いたり、座布団で挟んだりします*2
そして、保温ベッドに入れ、その上に、毛布や座布団、猫ベッドを置けば、猫さまは24時間ぬくぬくさんです
ペットボトルの廃棄を少なくするReduce、空きペットボトルを繰り返し使うReuse、そして、使い終われば資源ごみとしてRecycle。地球に優しく、猫にも優しい猫さま保温ベットの完成です (・ω・ノノ゙☆パチパチパチパ
雑魚寝ベッド
奥は2箱を並べて、みんなでゴロゴロできる大きなベッドにしております。座布団┃猫たんぽ┃座布団┃ミニ布団┃毛布の順に重ね続けていますけれど、十分、暖かさは伝わります。おこたの掛け布団をリフォームしたミニ布団がモワモワした暖かさを包み、また潜り好きのto*のために敷いております
低温やけど
猫たんぽを巻き巻きして、その上に座布団や毛布。この重装備は、保温の意味もあるのですけれど、一番は低温やけど防止のためです。特に子猫は肌が弱いですから、気をつけないといけません
低温やけどをして、水ぶくれができても、その時は気づきません。もう、可愛くって、くちゃくちゃにしちゃうゾと、なでまわしていると、うん?とカサブタに気づきます。そして、カサブタがとれるとおハゲさまが
子猫ですから、小さいですよ。直径5ミリもないくらい。でも、カラダが大きくなるにつれ、おハゲの面積も広がります。ぽちゅこの低温やけど痕をご参照くださいませ。やけどの痕にはいくら待っても毛は生えないのです。一生の不覚。まれに、大人猫でも低温やけどでおハゲを作る流れ猫もいらっしゃいますけど
猫たんぽなし
思い起こせば、公園暮らしのころも、発泡スチロール箱にはお世話になりました。 フタをしめて、開かないようにテープでとめて、お気に入りの座布団を忘れずに敷いて、側面に入口用の丸い穴をあけて、保温ハウスとして、植え込みの下に置いておりました
猫たんぽは入れられませんでしたけれど、家族でギューギュー、押し合いへし合い入っていれば、ぬくぬくさん。公園を訪れるたびに、湯気が出そうなくらいぬくぬくした猫さんが、小さな箱から何匹も出てきましたっけ
そうそう、結露で毛皮が濡れていたので、慌てて、自転車で段ボールを運んだこともありましたね。そこまで暖まるとは正直思っていませんでしたから、マストアイテムを入れておりませんでした
でも、公園に定住させるのが嫌で、おひさまのあるときだけ公園で過ごして、ねぐらはもっと安全なところにおいてほしくって、木の下で、寒さに丸まっているカカたちを見て見ぬふりをしていたこともありました。残酷なことをしました
難題がまた一つ
公園も発泡スタロール、ガレ部屋も発泡スチロール。大差のない暮らしを強いてますけれど、猫たんぽと可愛いキャラがついているでしょう。これでなんとかしのいでくださいませ
そうそう、床に段ボールを敷きました。夏は頼りのコンクリですけれど、冷たいですから。いろいろ試しはしたのですけれど、パズルマットでは爪をといで、屑が焼き鳥みたいに爪にささるワ、お掃除の手間がかかるワで、段ボールが一番という結論に至りました。爪もとぎ放題、ゲロリンチョしたら取り換え自在
夏はコンクリ頼みで、冬は発泡スチロールが頼みと頼りない暮らしですけれど、もっと寒くなったら、ガレ部屋の扉を中に占めて、面積も半分にいたしましょう。狭くなれば、猫たんぽの温度も気持ち維持されますから。でもね、狭いお部屋で、あのやんちゃ坊主が、納得してくださるでしょうか。今でも、しょっちゅう水入れをひっくり返しておりますのに。また一つ、難題が残りました・・・ฅ/ᐠ_ ꞈ _ᐟ\ฅ もうすぐ大人になるでち
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