よくわからないまま見切り発車し、週一の更新もままならず、ぐーたらなブログと化しておりますが、令和元年5月には無料ブログながら、AdSenseに合格することができ、喜んだのもつかの間、6月には猫だまりの長老ボーが天国に旅立ち、8月にはガン疑惑に苛まれる中、こーちゅけを授かるといった思いもよらぬ変化を受けた一年でした
それゆえ、本年初頭には「何事もなく、ただただ普通に、ありふれた毎日を、いつも通りに過ごすことができれば幸い」と記しました。なのに、その願いは早々と、こっぱみじんに砕け散りました
1月20日、深夜1時半。静かに、とても静かに、ただただ静かに、命が消え入りました。急性すい炎でした
最初の診断は、心雑音と不整脈。今すぐ命かかわるようなものではないが、咳の原因が心臓の肥大にあるかもしれないので、症状が治まったらレントゲンを撮りましょう
咳と嘔吐はその日の夕方には治まりましたけれど、翌朝、お散歩がゆっくりになり、次の日には倍の時間がかかるようになりました。トボトボ、トボトボ歩きます。いくら途中で帰ろうと言っても、トボトボ、最後まで歩き続け、そして、これが最後のお散歩になりました
レントゲンで腹膜炎が見つかり、血液検査から急性すい炎と診断されました。5日間連続で注射すると効果がある薬があるけれど、「1本1万3千円です。どうしますか?」 と尋ねられました
頭の中で、1万3千円✖5の答えが出る前に、診察台にぼんやり横たわっていたyu*がおもむろに頭を上げ、しっかりとした力強いまなざしで、ワタクシを見つめました。yu*の生きる意思を受け止め、注射を打ちました
効果なし。血液検査をしても数値に変化はなく、今度はステロイド注射を試してみることになりましたが、効くかもしれないし、悪化するかもしれない。どちらに転ぶか分からない薬でしたけれど、もう、どちらにも転びませんでした
次の日、診察台で吐き、その中に一粒、血痰が混じっていました。とても小さな、たった一粒でしたけれど、その場が絶望に包まれました
さらに次の日、新しい抗生物質が一錠出されました。もう、一錠を試す時間しか残っていないのか。通院はこれでおしまいにしようと決めました
yu*は歩けなくなっても、よろよろと立ち上がって、水を飲み、もう力も残っていないのに、ふらふらとバランスのとれないカラダで、必死に外へ出て、用を足す。それ以外の時間は、ワンともクーンとも鳴かず、ただじっと横たわっておりました。世話を焼かせず、最後の最後までお利口さんでした
耳の後ろを指でなでると、目を閉じて、とても気持ちよさそうに首を伸ばしたので、なで続けておりますと、夜半を過ぎたころ、すっと、yu*のカラダから力が抜けました
苦しかったでしょうに、つらかったでしょうに、しんどかったでしょうに、苦しむことも、痛がることさえせず、 静かに、とても静かに、ただただ静かに、二度と目を覚まさない眠りにつきました。悔しいほど、穏やかすぎる最期でした
ワタクシが子どものころ、飼い犬が何度か子犬を産みました。みんな、もらってくださる方がいて、兄弟げんかをしないようにと、二匹もらってくださったりと、のどかな時代でした
今思えばありがたいことなのですけれど、子どものワタクシはとても寂しい思いをしましたのよ。可愛い子犬がいなくなって、育児疲れのしょぼくれた犬が一匹残るのですから。 いつか、子犬をどこにもやらずに、家で飼えたらいいのにと密かに願ったものです
そんな思いを実現してくれたのがyu*です。お腹の中にいるときから、ワタクシの声を聞き、生まれる瞬間に立ち合った完全無欠のうちの子です
yu*はとても頭のいい子でした。4匹の兄が一つの出口で押し合いへし合いしているのを横目に、別の出口から涼しい顔で出てきたり、母犬の見様見真似で、お手やおすわりなどをマスターしたり。さすが、シッポが左巻き。家族で唯一の左巻きデス!! (o^-')b
高いところが大好きで、塀に飛び乗って遠くを眺めたり、堤防の上をスタスタ歩いたり。下を歩くmo*の上に飛び降りるという悪さも大好きでしたけれどね(〃'艸'〃)
でも、他人のメシを食わず、いつも母犬に守られていたので、臆病で神経質。室内犬になったらなったで、yu*のベッドでくつろぐ先輩ボーに遠慮して、しゅんとしながらベッドの隣で丸まっていましたね ( ´・ェ・`)σ|
14年5か月、mo*を足すと、15年と5か月。ほぼ毎日散歩に出ました。雨が降っても、雪が降っても、強風が吹いても、歩いて歩いて、45分間歩きましたね。正直、年を追うごとにしんどくなり、たまには休みたいわ、散歩をやめたら楽なのになぁと不謹慎に思ったこともあります
yu*がいなくなって10日たちましたけれど、お散歩に出なくても、とてもしんどいです。歩かなくても疲れています。昨日、近くのお店まで歩いていきました。歩くと、前を行くyu*の姿が浮かんできます
幸せな時間でした。mo*とyu*がいなければ、ぐーたらな女はお散歩なんてしなかったでしょう。折々の草花や空の色、捨てられた猫や野良猫たちに気づくことはなかったでしょう
でも、お散歩はおしまい。最高のバディが旅立ってしまったのですから。これにて犬飼い人生も終了です。yu*を手元に残した時から決めていました。この子がワタクシの最後の犬と
生まれてきてくれてありがとう。天国へ、そして、今よりももっと素敵で幸せになれる場所へ生まれ変わってください。それが不出来な飼い主の唯一の願いです。たくさんの幸せをありがとう
なんだかね、ぼんやりします。悲しいけれど、慟哭できず、あれからずっとぼんやりしてばかり。あと8回、やってくるのだから、しっかりしなきゃと思うけれど、なかなか物事をすすめることができません
なんとかかんとか1年続けてこられたブログですけれど、今はまだカメラを構える気持ちになれません。猫たちは相変わらず可愛いけれど
いつもブログを読んでくださり、ブコメやコメントをくださる皆さま、本当にありがとうございます。こんなふうにたくさんの方々とつながれるなんて、はじめたころはまったく考えておりませんでした。感謝!感謝!です
その一周年に際し、このようなしょぼくれた事態に陥って面目ない次第でございます。写真を撮りたいという気持ちが起こるまで、今しばらく、ぼんやりしていようと思います
でも、ブログをやめるわけではございませんわよ。近いうちに、必ずや、復活の狼煙をあげますので、そのときは、また、ぐーたらブログをのぞいてやってくださいまし。よろしくお願いいたします m(__)m
ブログ村に参加しました。ボッチとお願いするニャン(=^・^=)