このしっぽはいったい、何しっぽなのでしょう
中途半端なしっぽの君
写真は、ガレージに潜伏していたころのこーちゅけです。このぽたっとかわいい中途半端なしっぽに、ワタクシの目はクギヅケになりましたのヨ
中途半端なしっぽの君として、ブログで紹介してから、丸一年と1か月ほど。本当にね、ワタクシは記念日というものをまったく記憶いたしません。できないのは性格なのか頭脳なのか、そのあたりは中途半端にしておきますけれど、気づくといつも過ぎ去っております。中途半端な年数表記をお許しいただきまして、その間に、この中途半端なしっぽが、ずん、ぼた、どーんと急成長いたしました
狸だったり、かにかまだったり、ラスカルだったり
ホテル ガレに収容され、ベルボーイ見習いとして住み込む中で、狸しっぽやら、鍋用かにかまに、ラスカルしっぽまで、いろいろと遊んでまいりましたところで、そういやぁと、ラスカルがいたことを思い出しまして、ご対面と相成りましたのですけれど、その反応はいかに
十数年前のUFOキャッチャーの戦利品ですから、おそらく、色褪せてしまっており、その具合がco*の毛色とあってる気がしたのですけれど、ちょっと違いましたね
アライグマはクマの仲間ではなくて、哺乳綱食肉目アライグマ科アライグマ属で、日本人的にはタヌキに似ているとなりますけれど、アライグマの生息地では、タヌキがアライグマに似ているとなるらしく、タヌキの英名はraccoon dog。直訳するとアライグマみたいな犬。熊ではなくて、狸は洗熊に似ているけど、犬です。ややこしいですね
隣で弧を描いているto*のしっぽが、ちょっと嫌味に見えるほど、やはり、co*のしっぽは、ラスカルと同じ形状でございます。アライグマとクマとタヌキと別物ですけれど、アライグマはタヌキやクマよりは猫に近いらしいので、ラスカルしっぽでもおかしくはない。いろいろクグりましたうえでのワタクシのこじつけでございます ( ˆ꒳ˆ; )
【豆知識】レッサーパンダ人気
あらいぐまラスカルが放送されているとき、実際のアライグマより、レッサーパンダがラスカル似だったため、子どもたちにはレッサーパンダのほうが人気があった(T柳T子さん談)
ジャパニーズボブテイル
数年ほど前、新聞のなんでもランキング「好きな猫の種類」で、アメショーやスコティなどブランド猫さまをおさえ、堂々の1位に輝きましたのが日本猫 (。・ω・ノノ゙パチパチ
日本猫とは黒猫、白猫、鯖・雉・茶虎猫に、三毛、八割れ、斑、錆びなど、はるか昔から縁側の座布団の上やおこたの中で丸まり続けてきた和風な猫たちで、血統書付に対して雑種と呼ばれる猫たちでございます
これだから、たくさんの方々が捨て猫たちをもらってくださるんですよね ・・・ /ᐠ_ ꞈ _ᐟ\ 感謝でち
日本猫の中で大きな特徴を持った一派がジャパニーズ・ボブテイルです。単にお団子しっぽの呼び名だと思っていたのですけれど、正式にはノラなど雑種猫はジャパニーズ・ボブテイルには入れてくれないらしい。両親ともジャパニーズ・ボブテイルで、かつ血統書が必要なようでございます。それでも、女将(id:nekoyanookami)さんちの空さんはボブテイルだと思います ( ・`ω・´)キリッ
ノラさんでもお団子しっぽは珍しいです。よく見かける短いしっぽはキンクドテイル、かぎしっぽでございます。to*vi*の母猫カカの兄弟猫で、一番長くカカと一緒に暮らし、縄張りである公園と家族を守ってくれていた黒猫ハテナが、かぎしっぽでございました。しっぽが?マークの形をしていたので、ハテナ ・・・ /ᐠ_ ꞈ _ᐟ\ そして今、はてなでブログを書いてるち
【豆知識】かぎしっぽの原因
HES7遺伝子の変異によるもの。インドネシアなどから、南蛮貿易でかぎしっぽ猫が渡ってきたため、長崎県のノラ猫の約8割がHES7遺伝子を持つかぎしっぽらしい
猫だまりのしっぽ
ご隠居猫しーちゅけのしっぽは、四分休符のような形をしていて、しっぽを立てるとぺたんと先っぽが前身ごろ側に折りたたまれ、山折りの二つ折りになりますけれど、短くはありません。普通の長さで、逆くの字の関節の骨が丸くこぶのようになっております
星読み猫りちゅこは先っぽが小さなL字で、お習字の筆ではなく、刷毛型になっていたため、子猫のころは、いつも怒っている不機嫌猫と勘違いされておりましたけれど、チビクロが2猫でしたから、見分けるのにとても役に立ちました。大きくはなれないかもとの医師から宣告もなんのその、今ではしっぽも刷毛の太さには成長し、不機嫌猫からは解放されております=3
そして、困った困ったこーちゅけさんです。しっぽを触診してみますと、4本の骨からなっております。一般的に、しっぽの骨は18~20個あって、その骨が減少したり、骨がくっついたりすることで、しっぽが短く、クルッと丸まった状態になるとのこと
猫だまりのかぎしっぽたちは、丸まってはおりませんからね、この定義から少し離れた個性派ぞろいということになりますでしょうか
【豆知識】ラスカルしっぽの動き
1からワイパーのように動く。3からちょこちょ動く。4が微妙に震えている・・・ように見える
父のしっぽ
おそらく、co*の父猫は、まるどらのボブと思われ、茶白や白茶ではなく、まっちゃちゃの茶トラ一色柄の猫を「まるどら」と呼ぶらしいのですけれど
「あら、何猫をかっているの?」
「まるどら」
「まるどら =͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇) 」
かわいくない名称このうえなく、「茶トラ」でよいじゃないかと常々思っておりますけれど、co*の父猫にかぎっては、「まるどら」がふさわしいドラ猫のど猫でございました。カラダも大きく、周囲ににらみをきかし、猫だまりから大きな道路を渡り、川沿いの枝垂桜の公園まで、広範囲を縄張りにしておりましたけれど、しっぽが迫力に欠けるお団子。なので、まるどらのボブ
カカのもとに日参していた憎き野郎です。カカが死ぬと、あっさりvi*にちょっかいを出してきたものですから、あぶないあぶない。vi*が子だくさんになって苦労する前に、to*が公園から追い出されてしまいます
ボブの存在もあって、姉弟が離れ離れにならないうちに、引き取りましたけれど、引き取ってしまえば、憎きまるどらのボブでも、誰もいなくなった公園を歩く姿が物悲しくて、心をしめつけられたり、また、畑を悠々横切っている姿に、どっこい生きてやがると安心して、「しっかり生きろ!」と声をかけてしまったり。人間って勝手ですわね
でも、それがワタクシの甘さでございました。co*のぽたっとしたしっぽを見た瞬間、ボブの息子だとわかりました。わかったところで、追い払うわけにはいかず、可愛すぎて、現在に至る。結局、あの憎きドラ猫の子を慈しみ、ど猫の息子を愛し、まるどらのボブのDNAを育てておるのでございます。なんて猫飼い人生なのでしょう。もちろん、子孫繁栄はいたしませんけれど
【豆知識】江戸のかぎしっぽ
江戸時代は、猫又を恐れるあまり、短いしっぽの猫が好まれ、かぎしっぽの猫が多く繁殖されたといわれている。ご存知、歌川広重の浮世画譜より
変異型HES7遺伝子が通る
猫だまりで繁栄せずとも、ちまたでは子孫繁栄しておりまして、ガレ部屋の塀を通る猫たちのしっぽがとんでもないことになっております。丸いのやら短いのやら、稲妻型まで。まるどらのボブの遺伝子はつながっております。もちろん、茶トラだけでなく、八割れやホルスタイン柄、黒猫などもおりますので、もしやしますと、ハテナの遺伝子が息づいているかもしれません
まるどらのボブが現れる前は、恋の季節のみに現れるグレーの猫(たぶん飼い猫)が幅をきかせておりましたので、グレーの愛らしいノラの子猫がちょこまか走っておりました。捕獲さえできれば、いくらでも貰い手があるのに。でも、立派なノラ母に育てられている子猫は人には懐かない。無力ですね
まるどらのボブと入れ替わるようにグレ猫は姿を消し、今は変異型HES7遺伝子の天下となっておりますけれど、お散歩に出なくなって9か月近くたちました。現在のノラ勢力は把握しておりません。まるどらのボブは今も健在なのでしょうか。もしかしたら、新しいノラボスが出現しているかもしれません。そして、いずれは新しい力学のもと、新たなしっぽを持った猫たちが塀の上を闊歩するの日がくるのでしょう
でも、変異型HES7遺伝子は強い。グレーの遺伝子は一代くらいしか続かないように見えますけれど、まるどらのボブの遺伝子は、ボブがいなくなっても続いていくし、ハテナの遺伝子もどこかで生きているはず・・・きっとね
【豆知識】 幸せを呼ぶかぎしっぽ
日本では錠のような形から、商売繁盛のお守り。欧米では幸運をひっかけてくれるフックとして、縁起の良いしっぽとして愛されてる。また、かぎしっぽ猫を見かけてもラッキーなんですって (´・ω・`)v"
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