にゃんころころ猫だまり

【猫だまりの猫たちと幸せに出逢った子猫たちのアルバム】このたび、ねこ森町8丁目猫だまり島に、 ホテル ガレとニャアハウス おうちをオープンいたしました。ねこ森町にお出かけの際は、ぜひ、お寄りください。【お知らせ】毎月22日には猫だまり島でマルシェを開催!

9猫所帯になりました

最後の子

ぽちゅこ、こーちゅけ、まーちゅけと、この子が最後と心に決めても、ぽーちゅけ、てーちゅけ、しーちゅけが天国猫となっても、7猫と常に住猫が増えておる猫だまりでございますがぁ、このたび、ついに9猫飼い9猫所帯となってしまいました

申すまでもなく、猫は大好きで、1、2、3と増えて、猫同士の仲睦まじさや労り愛を見るにつけ、猫だくさんもいいものだわと感じておりましたけれど、ここまで増えてしまうとは、当のワタクシが一番驚いております

わずか324gと300g、こんなに小さくてかわいい子猫。里親様を募集すれば、すぐさま幸せな場所へ送り出せるのに、なぜ、募集すらせず、多頭飼いの巣である猫だまりになんかに留めおくのか

猫だまりに連れてこられたとき、ハチワレは普通のちび猫でしたけれど、ミケは両の腕が動かず、立ち上がることすらできない障害を持ったちび猫でございました

 

 

打つ手なし

ふたりは母が連れ帰ったちび猫でございます。ミケは弱っているため動けないと、母は軽く考えておりましたけれど、猫拾いのプロが見れば、一目で異常とわかる状態でしたので、目やに鼻くちょまみれの顔もそのままに、病院へ駆け込みました

でもね、結局は何にもわからずじまい。重い症状は、いつも通り打つ手なしというところ。骨折はしておらず、腕もぐるぐる回るのだけれど、なぜか立てない。脳かもしれないし、脊髄かもしれないし、その他もろもろかもしれないけれど、レントゲンや検査で、原因が分かったところで、治療方法はなし。痛みがないだけよかったと言い聞かせるほかはございませんでした

脱水症の点滴を受けて、ふたり併せて6800円。診察台にサラサラと砂が落ちて、毛皮が砂まみれであることが唯一はっきりしたことなので、帰宅後、即、お風呂にいれました。か細い腕で、動かない手で必死に抵抗しておりましたわ

でも、どうすればいいのでしょう。立ち上がることもできないちび猫を、7猫飼いの猫だまりでお世話できるでしょうか

うーむと考えて、ずどーんと悩んだのですけれど、何を考えて、何に悩めばいいのかもわからず、ただぼんやりしてしまうばかりで、気づくと、いったい何十分、シャワーを浴びているんだい的な、何かをしていても、最後は必ずぼんやりしてしまうばかりで、眠っても寝た気にならず、朝は朝でとても嫌な気分で目覚めてしまいました

 

 

生きる力

翌朝は、点滴とごはんと湯たんぽベッドで、体力が少し回復しておりました。元気がでると、ココハドコニャ、ナニヲサレルノニャ、ドーナルノニャと、意識も過去に戻るようで、みなしごハッチは母さん探しに行くのニャとばかりに、やたらめったら隙間に入り込んで、脱出口を探しまくります

そして、立ち上がることもできないたった300gも、必死でその後を追おうとする。見て、すごい力でしょう。初動画なので重かったらごめんなさい(* > <)⁾⁾

後ろ足で蹴って、肩ですべてって行く。これは3日目の姿はです。2日目は腕がまったく動かず、蹴りだす足の間からだらりと2本の腕が伸びて引きずられておりましたので、これでもかなり腕が利いている状態でございます

すぐに力が尽きてしまうけれど、たった300gのカラダで必死に生きています。この姿を見て、嫌な気分で目覚めた理由がわかりました。死んでいたらどうしよう。昨日のぼんやりも死んでしまうかもしれないという不安からきていたように思います

でもね、こんなにね、一生懸命生きる姿を見たなら、生まれた以上、生きるしか選択肢を持たないおちびさんを見せつけられたなら、何にも考えられねぇ。考えるから悩むのです。悩んでもどうにもできないなら、くだらない「考える」はやめちまえ!

凄まじい生きる力、素晴らしい命、目の前の生きてるおちびさんだけを見つめて、この子が天寿をまっとうする、そのときまで一緒にいようと覚悟を決めたのではございますけれど、そんな覚悟なんて、この命の前では微塵も必要ございません。鼻で笑われてしまいましたわよ。ごらんくださいませ、この素晴らしい雄姿を!

 

 

300gのキセキ

走って、跳ねて、転んで、立って、また跳ねる。びっくりいたしますでしょう。クララが立った以上の奇跡が起こりましたでございます

腕ではなく、左右の手の神経が切れてしまっているようで、立ち上がると、くるっと丸まって畳まれてしまったり、横に向いてしまったり、肉球がきちんと床につかないこともありますけれど、日々、走って跳ねて、トレーニングを積んでいるうちに、手のひらが丸まるとさっと元に戻し、きちんと肉球を地につけられるようになりました。とっさの時は前につんのめってしまいますけどね

初日の立つことも歩けもしない状態でもトイレまで這い出して、踏ん張ることができないから、腹ばいで💩をしたうえに、砂までかけようといたしました。もちろん無理でしたけれども。ちなみに敷き詰めたペットシーツは家暮らしのリバース用でございます。あしからず

今では座って踏ん張れて、砂を掘ってかけて、顔を洗うことだって、後ろ足で耳をかくこともできますし、ごはんも最初は両手で支えなければいけなかったのに、ぼりぼりとカリカリを頬張り、お水もひとりで飲む。300gは毎日毎日、強くなり、日々、生き方の修正を行い、1週間も経たずして自立いたしました

今はまだカラダも小さいので、頭が重すぎますけれど、もう少し成長し、バランスが良くなければ、もっとスムーズに動けるようになると期待しております

それでも、キャットタワーを登ることはできないと思うし、逆に高所から飛び降りると骨折してしまう危険性もありますから、登らないに越したことはございませんけれども、猫だまりではごはんは机の上に置いてありますし、トイレも深い。バリアフリー化が必須となりましょうが、考えない。捕らぬ狸の皮算用チックに先回りして考えないと決めましたので、そうなったらそうなったで、日々、修正するおちびさんのように、都度都度、改善していけばいいでしょう。未来を決めつけないで、一緒に作っていけばいいのですわ

 

 

クソババァを逆手に 

母が語るには、おちびさんたちは、隣市の海沿いの土手にある道路の上に、箱に入れられるでもなく、ただふたり置かれていたいたそうな。子猫のそばには性悪烏が2羽、死を待つかのように待機しており、たった324gが威嚇しながら、動けない300gを必死に守り続けていたとのことで、その姿に涙がこみあげて、見捨てて通り過ぎることができず連れ帰ったんですって

こう書きますと、さぞ猫好きの心優しきお母様とお思いになられるでしょう。ところがどっこい真反対でございます。毎回、里親様が見つかっているにもかかわらず、ワタクシが子猫を拾ってくることに腹を立て、2匹以上の猫を飼っていることが気に食わず、日々、嫌みばかりをいうクソババァでございます

今回はそのクソババァが鬼の目にも涙で拾ってきましたので、逆手にとって、ふたりとも飼うことを了承させてやりましたわ (´0ノ`*)オーホッホッホ!!

とはいえ、悩みどころでございます。それでいいのでしょうか。ハッチだけでも幸せな場所に送り出すべきではないでしょうか

きっとそれが正しい判断に違いありません。でも、歩けるようになったとはいえ、不自由なカラダには違いはなく、寒くてもすぐに暖かいところへもぐりこめるわけじゃない。そんなとき、寄り添ってくれる相手がいれば・・・

まさにヤングケアラーとして、猫だまりに置いておこうとしているのです。卑怯だなぁ。もっともっと幸せになれるのに、ごめんね

 

 

のらの子

当初、おちびさんたちは子猫用のパウチが好みではないようで、食いつきが悪く、歯はしっかり生えておりましたけれど、まだ離乳前なのかしらと、ねこねこ牛乳をシリンジで含ませてもお気に召さないご様子。試しに、茹でささみをあげると、目の色を変えてガッツク、ガッツク、爆食でございます

きっと、のら母さんが鳥やネズミを捕まえて与えていたんでしょう。一生懸命、子育てをしていたんだね。ありがとう、のら母さん。今、どんな気持ちでいるのかしら。厳しい暮らしの中で、必死に育て、愛しんだ我が子が、ある日突然、失踪するなんて!

ちび猫の健康状態や汚れ具合から、のらねこの子どもと思われ、おそらく土手の茂みの中にいたところをカラスが連れ去って、あの日はとても風が強かったから、道路に落っことしてしまったのだとワタクシは推測しております

つんとおすましお嬢さんの手も、生まれつきではなく、落っこちた際に神経が切れてしまった可能性があると睨んでおります。左目が右目より一回りほど小さく、こちらの目だけ目ヤニがひどいなど、遺伝子的に何かしらあるのかもしれませんけれども、1週間ほどで歩く力がこれほど好転するのですから、生まれつきなら、元気を取り戻した時点で歩く術は取得していたと思われます。それがあの状態ですから、それに下唇に擦り傷がありましたので、いつも通り歩こうとして、つんのめってアスファルトにぶつけてしまったと察しております。すべてはカラスの仕業です

でも、生まれつきであった場合、手が不自由で狩りもできないのら娘が大人になっても、のら母さんはごはんを届け続けるでしょうか。続けないな。悲しいかな、発情期に入ると、小さな子猫がいても一週間くらい平気で帰宅しなくなってしまいますからね。となると、人間に見つけるられる道路に運んだカラスに、ワタクシは感謝しなくてはならないのでしょうか。もしかして天使烏!? 

そんなアホな。感謝なんかしないわよ。かわいいちび猫と出会わせてくれたことはうれしいけれど、これまでだって幾度も子猫さらいを成功させていたかもしれない。そんな無残な姿を見つけて、どれだけ葬ってきたことか

 

 

子猫園

ささみを爆食してから、パウチもよく食べてくれるようになったものの、相変わらずおなかは緩い。子猫用のパウチを食べるといつも緩くなります。なぜでしょう。力の弱い子猫の💩が出やすくなるようわざと緩くなるようにしているかしら

近頃ではつんとおすましお嬢さんにならって、ハッチもカリカリをボリボリで、ピーピーから脱出しつつありますけれど、猫界でも、男の子より女の子がしっかりしているようで、カリカリを最初に食べたのも、お水を飲むようになったのもおすましお嬢さんが先でございました。toよりもviがしっかり猫さんですからね

現在、ふたりとも体重は500gを突破いたしましたけれども、相変わらずニッチなハッチは脱出を模索する癖が抜けず、か細い足を引っ張って、隙間から引きずり出すのもあまり気分のいいものではございませんから、インキュベーターをDIYいたしました

テントゲージを購入しようかとも思ったのですけれど、まぁ、それほど長くは使わないでしょうから、ベッドの上に、網戸の網とダンボール箱と画鋲、100均で購入したマジックテープで建築。建築費用100円の猫だまり子猫園でございます

おちびさんたちもお気に召したご様子で、就寝前に、カリカリを入れおくと、ぺろりと完食して、早朝からふたりで跳ね回っております。いずれハッチはここから脱走するでしょうけれど、そのときは家暮らしの猫たちとも張り合える立派な子猫にはなっているでしょう。今も、背中を丸めて威嚇はしますけれど

(き)と(ぽ)はシャーと吠えるのに、りちゅこさんは興味津々で、少し離れてはおりますけれど、毎日3、4時間ほどの見守りを行っております。昔は拾ってきた子猫たちとも仲良くしていたのですけれど、耳の聞こえない(き)が猫のセオリーに反しているのでしょうね、以来、猫嫌いになってしまったのですが、おちびさんとの出会いで、いい方に転がってくれないかなぁと、淡い期待を抱いております

 

 

やっと落ち着いたと思ったら

つんとおすましお嬢さんの目ヤニがなかなか良くならないので、目薬をいただきに病院へ連れて行きました。歩ける姿を先生に見ていただきたかったのに、緊張してうずくまるばかりで雄姿をお目にかけられずじまいで残念でしたけれど、話を聞いてとても喜んでくださいました

目薬2本と洗浄液をいただいて、てきめんの効果に驚いております。2日目にしてもうほとんど出ていない。でも、目薬ではなく、紫の洗浄液なるものが効果を発揮しているように思えてなりません。殺菌効果があるとのことなので、いつも黒い目くそがついているハッチの目も拭いてみたら、とってもきれいになりましたのよ。これまでもよく目薬は処方してもらっていたけれど、洗浄液を分けていただくのは初めでしたので、最近のケアかしらね

猫だまりにやってきて2週間、やっと生活サイクルが落ち着いてきたと思ったら、今日、ハッチにノミを確認。お風呂に入れたのに、ノミってやつはしぶといですね。レボリューションも用意してあるのですけれど、600gからですから、しばらくは手動で駆除するしかありません

それにしても、不思議なのは、お嬢さんにはついていないし、ノミの糞すらない。弱っているとノミも感じていたのでしょうか。ずいぶん馬鹿にされたものでございます。実に不愉快だわ。寄生されても困りますけれど、とっても健康なおいしい血をもったお嬢さんに育て上げますわよ。そのときは残念だけれど、レボリューションが利いているから覚悟しーや (ΦωΦ)フフフ…

最後の最後までひっぱってしまいましたけれど、もちろん、みなさまはとっくにお気づきですよね。猫だまりに加入したからには、猫だまりネームを授けないわけにはいきません。このたび、みなしごハッチとつんとおすましお嬢さんは、はーちゅけ&つちゅことなりましてござい

これからもまだまだいろいろなことが起こるかな、起こるでしょうね。それでもなんとか9猫所帯で生き抜いていこうと思っておりますので、新入りのおちびさんとともに9猫所帯の猫だまりをこれからもよろしくお願いいたします(,,ᴗ ᴗ,,)ペコリ

 

 

 

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