まぁ、大変って
猫さまの間では一時の混乱が生じておりますけれど、抜いたのは魂ではなく歯です。そして、拍子抜けなほど穏やかに、てーちゅけの抜歯は終了いたしました
■手術前検査 12,331円(税込)
診察料 700円
検査料 4800円
点滴料 2000円
注射 3710円(歯の痛み止め用・2週間持続の抗生物質)
■抜歯手術費 47,080円(税込)
診察料 700円
麻酔料 15000円
処置料 15000円
静脈点滴 5000円
皮下注射 1000円(止血剤・消炎剤)
内服液 1600円(消炎鎮痛剤)
局所注射 4500円(インターフェロン)
しばしの別れ
そろそろ、出発したいのですけれど、とーちゅけとびーちゅこがキャリーの周りをぐるぐると、ひとしきり心配いたしまして、vi*は母性本能のなせる業なのかしら、キャリーにからだをすりつけて愛おしそうにてーちゅけとの別れを惜しみ、to*は完璧に好奇心からバッグ詰めのてーさんを眺めております
そして、こーちゅけはどこに消えたのかしらと、キョロキョロしますと、案の定こちら☟安全地帯へと避難しております
ガレに入居したときから、自分の安全地帯と決めたハンモックの陰に潜んでおります。まったく何にも守られておりませんけれど、いつまでたっても、ここが専用のシェルターのようでございます。まっ、こんなへんちくりんなガレ暮らしの中で、安住の地を見出しているのですから、大したものだと褒めてあげるべきでしょうかね
今見ても、小さくない子猫でしたね ・・・/ᐠ_ ꞈ _ᐟ\ だから、ずっと、ここにいるでち
病院にて
キャリーの中で点滴を受けて、病院にお預けしたのが11時半。そして、3時半にお迎え。とんでもない惨状を覚悟しておりましたのに、へっ? フツーのお顔をしてるずら 。よだれ一つ出ておりません
そして、病院から戻ると、座っているワタクシのフトモモに顔を擦りつけます。甘ったれははいいのですけれど、顔よ・・・つまり、抜いたばかりの歯茎もスリスリ、こすっていることになるのですけれど、痛くはないようです。腰がふらふらとうまく歩けないので、まだ麻酔が残っているせいでしょうか。それにしても、歯茎あたりをなでても嫌がりません
ボーの場合
天国へ旅立ってしまったボーが抜歯したのは2015年。血色のよだれが口の周りをだらりと覆い、目も当てられないほどむごたらしい状態で戻ってきて、背中をなでようものなら、シャー シャー、怒りまくる始末。あの、触れなくても、そばにいるだけで、ゴロゴロ、のどを鳴らしっぱなしのボーがこんな怒り猫になるなんて、なぜ、このような苦痛悲痛をボーに強いてしまったのか
こんなことになるなら抜歯なんてせず、インターフェロンでしのいだのにと、一晩、凄まじく後悔し、翌朝、痛み止めの点滴を受けに行った際、あまりの酷さに先生に詰め寄ったものでございます
だって、口の周りの血のよだれがバリバリにかたまり、ホラーにまみれた猫となっていたのに、拭くことさえ許されなかったのよ。でも、その夜にはウェットをものすごい勢いで食べてくれましたけれどね・・・/ᐠ_ ꞈ _ᐟ\ センセー、うちのゲボクがすみませんでしたでち
なのに、てーはケロケロケロリン
抜歯の本数は、麻酔をかけた後、歯の状態を確認して、先生にお任せすることになっておりましたけれど、奥歯のみ8本。上下の牙は残っておりました。ボーは上下の牙も含め計15本抜きましたので、その差でしょうか
いや、抜歯後、薬を飲ましたことなんてなかったわよ。それにインターフェロンを歯茎に2本打ちましたとおっしゃられましたけれど、ボーのときは1本だったはずと、ゴソゴソ、ボーの明細を引っ張り出しました。別に金額じゃないのよ、術後の安楽についての考察でございます
てーとの違いは、静脈点滴ではなく皮下点滴 2000円、内服液は処方されず、インターフェロンは1本で2000円。合計金額も39,630円(税込)と、倍ほど抜歯して7000円ほどお安い。te*の内服液はさすがに抜歯した夜は飲ませられず、翌朝からでしたので、インターフェロンの効果が大きいのでしょうか。なら、ボーにも2本打ってほしかったですわ
そして、ボーは翌日の痛み止めの点滴も織り込み済みだったにもかかわらず、te*は翌朝になってもごはんが食べられなかったら来てください程度の案内。その実、ボーはオープンと同時に駆け込むほどだったのですけれど、te*は朝から銀スプのカリカリをお召し上がりになりました
牙を抜かなかったことで負担が軽減されたのでしょうか。って、先生にお聞きすればいいことなのですけれど、その時は無事なことにホッとし、術後の経過を心配し、いっぱいいっぱいになって質問を忘れてしまいます。猫だくさんでも、いつも初心者てす ( ˆ꒳ˆ ٥)
安住の地へ
ボーの過酷なケイケンから、術後はガレではなく、家で様子を見ようと連れてきたのですけれど、ココはドコ?で、ヤブヘビになってしまいました。 ワタクシが部屋にいるとニャーニャーないてうろつき、部屋を空けるとおこたの陰で丸まります
麻酔も抜けて、ちゃんと歩けるようになりましたので、一晩泊めたかったのですけれど、一抹の寂しさを感じつつ、住み慣れた我ガレへと戻すことにいたしました。家暮らし(仮)は2時間くらいでしたけれど、こちらにもちょっとキンチョーが走っておりました
2タイプの歯周病
歯周病は野良猫の持病のようなもので、to*vi*も1歳にして前歯を失い、te*もガレに流れ着いたときには前歯がございませんでした。ボーは前歯は揃っていたので、抜歯後は残った前歯で、ゴシゴシとワタクシの腕にかみつき、その鈍い痛みが懐かしく思い出されますけれど、やっかいな歯周病は自然に歯が抜けないタイプでございます
to*vi*はポロポロと歯が抜け、抜けると痛みも治まり、ごはんもパクパク食べられますから、野良猫に向いているタイプの歯周病だったのですけれど、流れ猫te*の奥歯はやっかいなタイプで、しかも、自然に抜けず、痛みはあっても、ごはんは食べられるというどっちつかずなタイプでしたので、成り行きに任せておりましたら、冬の間に悪化し、歯石が口の中を傷つけるようになったので、抜歯するに至りました
■猫だまりの歯周病歴
to*vi*:歯石なし、自然に抜ける
te*:歯石あり、自然に抜けない
天国猫ボー:歯石なし、自然に抜けない
先代猫ポー:歯石あり、歯周病の痛みなし
12日経過して
すっかり抜歯したことを忘れるくらいごはんを食べておりますが、やっぱり、ちょっと軽やかになったかしら。もちろん春になったおかげもあるのでしょうけれどね。血液検査でいろいろとあって、万全とはいきませんが、ぼちぼちやっていきましょうね。いったい何歳なのかわからないけれど、まだまだ一緒に過ごしていける時間はたっぷり残っているはずですよ、そうでしょ、てーさん
そして、こちらも順調に回復しております (。・ω・ノノ゙パチパチ
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