頼みのしっぽ
この夏は5年ぶりに、6月ぽっち、9月こーちゅけ、そして、一週間前にチビ猫と、3匹の捨て猫と出会い、里親募集サイトで新しい飼い主さんを求めました
近年は猫飼いパンデミックで、ペット猫の数は犬よりも多くなり、好まれる猫種は日本猫。トラ、クロ、ブチ、ミケ、サビ、日本生まれなら何でも来やがれと、とてもうれしい状況ではございます。しかしながら、貼り紙や声かけなど、自らの手で飼い主さんを見つけることは、昔よりもはるかにむつかしくなっております・・・lll/ᐠ_ ꞈ _ᐟ\ でち
2010年に里親募集サイトを初めて利用して以来、中猫のこーちゅけをのぞく、すべての捨て猫・野良子猫に、素晴らしいご縁を結んでいただきました。感謝の雨あられでございます
ネットの力により、猫だまりから巣立っていた子猫たちはみんな、ワタクシの手の外に幸せな居場所を見つけました・・・/ᐠ_ ꞈ _ᐟ\ でちか 感謝でち
もちろん、いいことばかりじゃない
なぜ、だまし取ろうとするのか。だますという労力を使ってまで、なぜ? まったく理解できません。ええ年こいたオッサンが(#`д´)ナニやっとんじゃ!!ボケェ!!という話ですけれど、現実にそういう人間はおりますし、耳にしたくもないニュースも流れてきます。鼻の穴から割り箸突っ込んで下からカッコンしたろかワレ!!・・・/ᐠ_ ꞈ _ᐟ\ 怖かったでち
里親募集サイトにアップいたしますと、すぐにメールが届きます。えっ、まだ心の準備ができていないのになんて、そわそわしながらメールを開きますと
不安に陥れる文字が目に飛び込んでまいります。正直、心が折れかかります。ほんの小さな幸せをみつけようとしているだけなのに、そこに潜んでいる悪意を目の前にたたきつけられるのですから
このようなメールを受け取って、同じように困惑される方々も多くいらっしゃるようで、サイトからもことわりがなされています
「メールを送信するユーザーは生業としているわけでも、強要でもなく、ただ里親募集の猫ちゃんの安全の為に時間を削って送信してるので、もしいらだちを覚えたとしても、冷静な対応をお願いいたします」・・・ヾ( ̄(●●) ̄)ノありがたく肝に銘じます
10年足らずの利用歴ですけれど、里親募集サイトも増えました。ネットでの譲渡が活発になれば、それにつれ、悪人も増えるというわけです・・・/ᐠ_ ꞈ _ᐟ\ 裏と表でちなぁ~
詐欺アカウントの主は
ぽっちのとき:県内の単身男性で複数アカウントを持っている。断ると暴言を吐く
co*のとき:近隣県。子猫を引き取って保健所に入れる。妻帯者設定だがウソっぽい
掲載するたびに、1メール1悪人で送られてまいります。どうせなら、エクセルファイルでドカーンと送ってくださればいいのに・・・/ᐠ_ ꞈ _ᐟ\ そんな世の中はイヤでち
だって、不安でしょ。今年、メールをくださる飼い主さん候補は、なぜか、男性ばかりなのですから。もちろん、はてなブログでも猫好き男子さんがわんさかいらして、猫の幸せ偏差値は天井知らずでございますよ。しかしながら、悪人も男性ばかりのような、サイトもニュースも。猫好き男子さんには誠に申しわけございませんが、つい構えてしまってもしようがないじゃあ~りませんか・・・ m/ᐠ_ ꞈ _ᐟ\m ゴメリンコでち
こーちゅけにギワクの質問
掲載して10日ほどしたころ、「一度見てみたいのですが可能でしょうか?」との質問がつきました。このとき、ワタクシが得られた情報は40代・男性・県内のみ。そして、IDは男性とは思えぬとてもメルヘンチックなものでした。疑おうと思えばとことん疑えます。どういたしましょう
悩んでおりますと、セキュリティーツールをバージョンアップしろとの命令が下りましたので、自分の中の言い訳としてね、これ幸いと放置を決め込みました。でも、30分くらいで結論を出すつもりでおりましたのよ
それがエラーの連続で、2時間も手こずったおかげで、しびれを切らされたのか、返事が来ない理由をいろいろと考えられたのか。相手方が正式なメールを寄こしてくださり、取り越し苦労が恥ずかしくなるほど、飼い主さんとして申し分のないプロフィールを頂戴いたしました
残念ながら、ご縁は結べませんでしたけれど、co*を貰い受けるために努力をしてくださったことは、とてもうれしく、ありがたいものでした ・・・/ᐠ_ ꞈ _ᐟ\ アリガトでち
チビ猫に忍びよる魔の手
実際に、その方が悪人なのか。それはわかりません。でも、その方から応募メールが届いた2時間後に、注意喚起メールの送り主さんから「その男は怪しい」とのご一報がありました
応募の男性は40代・既婚・子どもナシ。猫の飼育経験も豊富で、飼育に必要な環境も整っており、譲り受けた子猫のお友達を探しているとのこと。最初のご連絡ですので、内容は短いものでしたけれど、一通目からお住まいの市と苗字を記してくださり、とても前向きな明るさが伝わってくるメールでした
この条件であれば、まったく問題はありません。今回は現在の飼い主さんとトントン拍子にお話が進んでおりましたので、お断りを申し上げましたけれど、注意喚起メールをいただかず、第一号の応募者であったなら、トントン拍子にお話を進め、猫だまりにお招きし、チビ猫をご覧いただいていたことでしょう
どこが怪しいのか
注意喚起メールの送り主さんは、ボランティアさんから怪しいとの連絡があったと記されておりますので、対面された方がいたのかもしれませんが、具体的な理由は書かれておりませんでした
ワタクシが確認できたことは、とにかくたくさん応募している。チビ猫で10件目。嫌がらせかと思うほど、すでに応募者があっても果敢に挑んでいる
要はこれをどうとるかです。手当たり次第といえなくもないし、一生懸命探しているといえば言えます
そして、お断りのメールを入れますと、タイトルもReではなく、きちんと変更し「残念です。また、機会がありましたらよろしくお願いします」と、ネットショッピングの評価のような返信が4分後にございました
ずっとスマホ片手に返信を待ち続けている40代の男がいるわけで、要はこれをどうとるかですよね。執着して怖いとも、心待ちにしているともとらえられます
その方の応募履歴はチビ猫を最後に更新されておりませんが、今も子猫ちゃんのお友だちを求めて、サイトをさまよっていらっしゃるのでしょうか。手配情報が回っていることも知らずに。その方が悪人かどうか、確たる証拠はございません。心の底から猫を愛し、一匹ではかわいそうだと必死に探しているのであれば、とてもお気の毒でなりません
じゃあ、どうすればいいのさ
難しい問題です。こちら側は、応募者が記したプロフィールとメール、注意喚起メールの二つでしか判断できないのですから。その中で、話を進めるか否かという初めの一歩を決断しなくてはなりません。そこで今回改めて感じたことは、少ない情報にふりまわされないということです。ふりまわされたら、飼い主さんは探せません。でも、立ち止まっていても、捨て猫をただ見捨てるだけ
里親募集サイトにチャンスはあります。ワタクシはそのチャンスに賭る! 人間がちゃんと拾ってあげないと、子猫のおててではつかめないのだから・・・ ฅ /ᐠ_ ꞈ _ᐟ\ ฅ これではムリちか
そのチャンスを最高の幸せに変えるためには、納得のいく情報をとることです。そのためには、とことんコミュニケーションをとるほかありません。メールだけではなく、お電話や実際にお会いして
確かに。そんなときは「ほかのサイトでもご応募がございますので、検討させてください」とお帰りいただけばよくって、こじれるようなら110番すればいいんです。こんなことはめったにおこらないと思います。頻繁に起こっていたら、里親募集サイトは成立いたしませんから
でもね、そんな不安を抱いているのは、相手の方も同じなんですのよ。応募者の方とお話いたしますと、子猫は欲しいけれど、見知らぬ人に申し込むのは、やはり警戒するとみなさんおっしゃいます。どこの誰ともわからぬ人は双方同じ。ですから、お話しましょう。お互いに納得いくまで、子猫の幸せのために
ついでにネットも味方に
里親募集サイトはSNS形式になっておりますので、本名や所在地をお聞きしなくてはなりません。これを渋られたら一発退場ですけれど、ワタクシは貰っていただく前に、必ず一度、子猫をご覧いただきます。気に入らなければ断ってもかまいませんと前置きをしたうえで。その際に、こちらの氏名・住所・電話番号をお知らせいたしますので、お相手にもお願いいたします。これまで一度も拒否されたことはございません
相手のお名前と住所を手に入れたら、検索しましょ。FBやTwitter、ブログなど、何かを発掘できれば、素顔のお相手を知ることができますし、Googleアースでご自宅を見ることができれば、大きな判断材料になります
そして、小さなお子さんがいらしたら、一緒に来ていただきましょう。プロフィールの確認作業にもなりますが、それ以上に、お子さんとの相性が大事になります。中高生なら、自らの意思で猫を飼いたいと自らメールを送ってくださるのですけれど、小さいお子は親御さん主体で猫を飼うことを決められます。黒猫を希望でいらしたのに、隣にいた一回り大きいスモーキーグレーの子猫がいいとお子さんが言い張って、ずーっと飼い主さんを待ち続けていた子猫が貰われたということもありました・・・/ᐠ_ ꞈ _ᐟ\ イイ話でち
一番大事なことは、執着しないこと
どうしても飼い主さんを見つけなきゃ、うちでは飼えないんだから。子猫を保護すると、こんな風に思い込んで、焦ってしまいます。でも、焦るとつけこまれかねません。誰に? 悪い奴ら・・・いや、自分がつけいってしまう、といった方がいいかもしれませんね
実際につけこむ人もいなければ、つけこまれた経験もないのですけれど、そういう状況になったら、譲渡条件を緩くしてしまったり、応募者のことを深くつっこめなくてあやふやなまま渡してしまうとか。誰でもいいから貰って! そんな風に自分自身を追い込んでしまうかもしれません
貰い手がなきゃ、ウチにいればいい。でも、ウチよりももっと素晴らしい居場所に連れて行ってくれるなら、喜んでいけばいい
これくらいの余裕をもって、飼い主さん探しをすることが、子猫に幸せを呼び込むカギになるような気がいたします。でも、それじゃと困るし、現実に困ってしまうはずなんですけどね、不思議なもので、応募のない日々が続きますと、貰い手のない子猫がどんどん不憫になって、どんどん愛おしくなって、飼い主になる木がすくすくと育ってまいります。子猫につけこまれて、メロメロになりますから、焦る必要はまったくございません。避妊・去勢をきっちり行えば多頭飼育崩壊ということにはならないので、安心してください・・・/ᐠ_ ꞈ _ᐟ\ はいてるでち
てなわけで、居残りこーちゅけ
こーちゅけの募集も2週間で切り上げましたけれど、現実に居残りになってしまうと、やはり大変。猫だまりにはガレ部屋がございますけれど、こーちゅけ加入で、4匹になりましたので、満員御礼というところでしょうか。猫だまりの最後の猫co*も2kgなりまして、腕も太く、ひょっとすると大物になる予感がいたします
現実問題、居残り覚悟で飼い主を探せといわれても、困りますよね。ずいぶん脅かしてしまいましたけれど、ネット界もそんなに悪い人ばかりではありません。ネット界が悪い人ばかりなら、アナログな世も悪い人がいっぱいということになります、逆にね。でも、気をつけるに越したことはございません。警戒を解かずに、心を開く。これはネットでもアナログでも同じ、大事なことになります
今回は特異な経験をいたしましたので、長々と書いてしまいました。ご容赦くださりませ。 でも、もし、この記事を読んで、どこかで泣いている子猫に疑問を持ってくださり、泣いている理由を感じ取って、行動を起こしてくださることを期待するほど、影響力のあるブログではないのですけれど、先のブログに子猫の飼い主さんを探しましょうと書いた責任として、負の部分もきちんと説明しなゃと思った次第でございます。最後までお読みくださり、ありがとうございました・・・ m/ᐠ_ ꞈ _ᐟ\m ボクの飼い主がゴメリンコでち
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