にゃんころころ猫だまり

【猫だまりの猫たちと幸せに出逢った子猫たちのアルバム】このたび、ねこ森町8丁目猫だまり島に、 ホテル ガレとニャアハウス おうちをオープンいたしました。ねこ森町にお出かけの際は、ぜひ、お寄りください。【お知らせ】毎月22日には猫だまり島でマルシェを開催!

ぽちゅこの災難(5)~ピッピ問題~

災難体質

ぽちゅこの災難は、ついに最終回を迎えます。って、5月20日に予告してから、ずいぶん月日がたってしまいました。その間、ぽーちゅけが天国に旅立ち、ぽっち、こーちゅけ、チビ猫の飼い主さんを探し・・・って、言い訳をしても、一番の原因は週一という更新の少なさ。このたびは、ワタクシのだらしなさ、怠慢によりまして、しっかりとした更新ができず、申し訳ございませんでした <(_ _)>

思い起こせば、パンツのゴムみたいな寄生虫(1)がびょ~んと現れたことにはじまり、謎のレンコン(0.5)がリバースされたり、生きることに何の支障もないけれど奇形(2)の烙印を押されたり、究極の人見知りなのに引っ越し(3)によって、toviとの別離を余儀なくされたあげく、ぶどう膜炎(4)という目の色が変わる奇病にまで襲われました

どれもかれも、事なきを得てきましたけれど、最後となるべきこの災難は生涯付き合わねばならぬやっかいな病となってしまいました。って、煽ってもしかたがないので、ここはサクッとまいりましょう

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ストルバイト結晶です

猫飼いの皆さまのブログでもよく話題にのぼりますから、説明もサクッと。尿路結石症(尿石症)は、おしっこがアルカリ性になるとストルバイト、酸性が強くなるとシュウ酸カルシウムという結晶ができ、血尿が出て、おしっこが出にくくなる病気です

結晶ができると、膀胱炎を併発しますので、抗生物質と消炎剤を服用し、結晶は療法食で溶解する治療法がとられます。ぽちゅこはロイヤルカナン pHコントロール0 ドライを常食としております。新しく精神の安定をはかるタイプのものも発売されましたけれど、あれはギャバが配合されているんですって。人間界でもギャバギャバ言ってますものね

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ストルバイト先輩

実は、とーちゅけとびちゅこもストルバイト結晶を経験しております。ガレ暮らしをはじめて、9か月したころにtoのおしっこが出なくなり、4か月後にはviも同様の症状を呈しました。さいわいなことにviは一度で済みましたけれど、toは、その年の冬に2回、ぶり返してしまいました

だだ、toをはじめて病院へ連れて行ったときは、薬を飲めば大丈夫とお気楽に考えておりました。なのに、病院では、ストルバイト結晶に効く薬はないので、「療法食を食べましょう」と宣告され、とても戸惑いました

薬がない。パパパパンプキン(((◆▼◆)))

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こちらもパイセン

実は実は、ユユさんも、2009年に結晶化いたしまして、これがワタクシの初ストルバイト体験となるのですけれど、このときは、白い錠剤のお薬を1日2錠飲むことで治ったのです。そして、「体質的なもの」かもしれないので、その後もずっと、約3年間、お薬を服用していたのでございます

そのときの説明では、療法食だけでは改善できないので、量や回数は徐々に減らしてはいくものの、「薬も併用すべき」とのことでしたので、えーい、面倒くさいわと、「薬のみ」で治療することを選択したのです。薬代は1か月で3000円でしたからね

なのに薬がない。パパパパンプキン(((◆▼◆)))

ユユの話をいたしましても、先生は首を傾げるばかりですし、犬だけの薬かなと尋ねても「ない」の一点張りですし、薬を処方してくれた病院へ行ってみるのも一つの手なんですけれど、りちゅこが大変なときに、不信感を抱いて、病院をかえましたので、今更感もございましたし・・・と逡巡したあげく、「一時的かも」と楽観的に療法食を受け入れました

今もその薬は気になります。薬を飲めば、療法食を食べさせるために苦心しなくてもいいわけですから。でもね、「生涯飲み続ける」薬を、中断したにもかかわらず、現在まで一滴の血尿は出ておりません。一過性だったようですわ。3年も続けたのにさ。ほんとに。でも、なんなんでしょうね、あの謎薬は(❍ᴥ❍ʋ)

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そして、ぽちゅこの番 

災難が(1)~(4)まで終了し、ほっと一息ついたのも一か月半。ラスト「イマノトコロ」災難に襲われたのであります。しかし、手慣れたものです。4匹目ですので、勝手知ったる結晶化。療法食もありますので、ちゃっちゃっと病院へ行って、抗生物質と消炎剤をもらって、10日もすれば、正常に戻ります

女の子ですから、viのように一度っきり。最悪でも、to程度と高を括っていたのですけれど、そうは問屋が卸してはくれませんでした

ちょっと良くなると、人の目を盗んで、普通フードを「食べているわ」と大目に見ておりますと、それ見たことかで、トイレに出たり入ったり、長いこと砂の上にしゃがんで、だいたい3か月おきにぶり返す始末。(ぽ)の場合は、慢性的なもので、療法食をやめるとアルカリ性に傾くようです

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結局、これって・・・

ワタクシの忍耐力の欠如なんですよね。出ないときは心配で一生懸命、つきっきりで療法食を食べさせますけれど、普通のトイレに戻れば、少しくらい、たまには、まっいいかで、見逃して、「あちゃー」と抗生物質と消炎剤をもらいに走る。まさに、怠慢スパイラル ( ・ω・)ノ――――@クルクル

最初の結晶化から3年。この春から、常に出しっぱなしてしているのは、 pHコントロールとユリナリーケアと毛玉ケア、3つのロイヤルカナン。普通フードは(ぽ)が食べない銀のスプーンだけにしております

フリーフード形式をとっておりましたけれど、あまりに病院へ走るのも情けないので、原則、ニャー告制に変更いたしました。食事をしたいときは、「ニャー」と申告してください。そうと申しておりますのに、猫さまは器の前でワタクシを見つめ続け、テレパシーの届かない下僕にしびれを切らして「ニャー」と切れます。もちろん(ぽ)もニャー告いたします。ムダなんですけれどね

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希望は食い意地に蹴散らされる

りちゅこがニャー告しますと、(ぽ)はキャットタワーを必至のパッチでおりてまいります。お残しを頂く算段です。このときに食べねばいつ食べられるとばかりに、(り)が食べ終わるのを辛抱強く待ち続けます。手を出すと怒られますから ・・・(゚¬゚)

ワタクシがいれば、落胆のまなざしにも目もくれず、お残しをさっさと片付けます。でも、たいがいはほかの猫さまにこきつかわれておりまから、気付くと器は空っぽ、(ぽ)美味しいお口でまったりと、お顔を洗ってございます。ワタクシの想像を絶するルーズさに味を占めて、懐石がコロコロと器の中で弾めば、ドタバタ急降下。満腹でも、3分前に食べていても、完璧なパブロフの猫です

食べるものがなければ、療法食を食べるに違いない、はず、くれるよねとの淡い希望は、猫砂のように蹴散らされ、食い意地ばかりが残ります。おかげさまで、5㌔も超えて、こんなになっちゃいました。そのハラ~ (*´Н`*)満腹♪ 

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まもなく1年

今のところは無事に出ておりますが、やはり、普通フードが多くなると、出にくくなります。ストルバイトではないけれど、回数が増えた。長く座っている。おしっこ玉が小さい。いずれかの状態が続くようなら、普通フードを禁止します。そして、順調に戻れば、また大目に見ての繰り返しですけれど、1年ほど病院にはお世話にならずにすんでおります

ワタクシ自身もなんとなく傾向と対策がわかってきて、(ぽ)も調子が悪くなると、自ら、そんなには多くはないですけれど、療法食を食べようとしている。そんな気がしてなりません

ひいき目といえば、それまでなのですけれど、ほかの猫たちも、換毛期になると、毛玉ケアをよく食べるようになりますから、これを食べたほうが調子がいいと、自分でわかっているよう・・・ダ!と、せっかくなので言い切りましょう。そして、これから先も、病院のお世話にならず、ギリギリのところで対処できていくでしょう。よし、断言した m(゚- ゚ )カミサマ! 

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一難去っても、ピッピは続く

安堵したとたんに「人生はそんなにたやすくない」となってしまうのかもしれませぬ。でもそんなことより、長く苦しんできたストルバイトをそんなことと言ってしまえるくらい最悪な後遺症が残ってしまったのです

ベッドの上でピッピするんです

最初はね、トイレの後のすさまじい残尿感に耐えられず、ベッドのポタポタ、数滴垂らすものですから、こちらも不憫になって、「数滴」ならと、手軽にお洗濯ができて、乾きの早いフリースの上掛けを敷いて、大目に見ていたのが運の尽き。ベッドの上でしていいと脳が書き換えられてしまって、ストルバイトが治っても、トイレトレーニングなんかしなくても、最初からきちんとできていた賢いシャムが「します」の

ポタポタだから許していたのに、ドバドバされたらたまりません。「何枚貫通するのよ」というレベル。たまったもんじゃありません。何をおいても、ベッドだけは死守しなければなりません。お猫さまと違って、ワタクシの寝床はここにしかないのですから。ペットシーツをテープで張り合わせ、ベッドをカバーを作りました

でもね、この方、潜るのが大好きなのです。爪でかいて、潜って、走り回って、楽しいアスレチック遊具のごとく一生懸命、遊んでくださります。一日に何度、修繕することよ

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誰の大災難!?

 ペットシーツカバーを敷きましたら、ベッドですることはなくなりましたけれど、油断しておりますとね、カバーがずれていたり、めくれ上がったりしますでしょう。すると狙いすましたように、隙間から除くお布団にピッピとなさります。猫という生き物は、なぜにそんなに意地悪なのかしら

おまけに、ベッドでピッピする(ぽ)を見ていると、「しちゃおうかなぁ」という空気が、ほかの猫たちの間でも蔓延しはじめます。恐怖の大魔王です。きちんとトイレをできる優等猫たちが、悪の道にそそのかそれるのです

( ゚Д゚)ゴルァ   (`д´)ドルァ!!   (T□T)ヤメテ!!

瀬戸際です。分岐点です。正念場です。安眠を守るために、徹底的に怒ります。するとどうでしょう。人見知りで臆病な(ぽ)の目から色が消え、まるで赤の他人を見るように、(ぽ)が遠くへ遠くへ行ってしまうような、そんなさみしそうなお顔をなさるのよ

ぽちゅこぉぉぉぉぉぉーで、もとのもくあみ

さいわい、ほかの猫たちはなんとか悪の道には走りませんでしたけれど、(ぽ)は忘れたころにやってくれます。ワタクシは生涯(ぽ)のピッピ癖と戦っていかねばなりません。安らかに眠るために・・・(ぽ)の災難はワタクシにとっての大災難となってしまったというオチかよぉ  f:id:nyan-chuke:20191030212458j:plain

 

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